2017.01.29 07:44久留和にて。散歩の途中に野島神社に参る。鳥居の建立月日が目に入る。昭和59年。頭の中のラジカセのスイッチがplayになる。「予備校の湿っぽい廊下であの娘を見つけた。」大潮の昨日、三人でサバニを走らせる。前日の南風から変わっての北風。速い潮の流れと予報以上の風がサバニを沖へと流す。「放課後の図書館のロビーで、思い切って声を掛けた。」枯葉の様に漂うサバニ、エークに全神経を注ぐ。環八を用賀へ。三年ローンのシビック。...
2017.01.21 07:48白い犬のワルツ糸満ハーレーに向けてのトレーニング。日々の日課、時速8キロで散歩をしていると、前方で白い物がクルクル回っている。一月の朝6時は、まだ暗い。10メートル近く寄ってみると小さなマルチーズが、ワルツを踊るようにクルクル回っている。よく見るとその中に人が倒れている。「大丈夫ですか。」声をかけるが返事がない。「今、救急車呼びますから待ってください。」少し顔が動いた。生きていてよかった。119に電話をかけてか...
2017.01.19 07:50April, come she willサバニに出会ってから10年近い歳月が経つ。サバニに出会っていなけれどんな10年を生きていたのだろう。河原で石を探し水面の移ろいに四季を感じ詠をよみ、四月の彼女を待ちわびていたのかもしれない。サバニが僕を迎えに来た日。Sound of Silenceが聴こえてきた。振り返るには早過ぎる。まだ、昨日新しい命が誕生した。サバニを傍らに置いて成長して行く命。サバニ出会っていなければどんな10年を生きていた...
2017.01.13 07:51乱れる。先週のサバニ倶楽部は、女子練からはじまり、定期練習、監督の誕生会と、新年から充実したスケジュール。そしてアメリカの大学生がサバニに乗りに来た。家はコロラドだと言う。俺はコロラドにサバニがあったら、乗りに行くのか。ビールは飲みに行くと思うが。世界中の人々を惹きつける魅力がサバニにはある。ビールと言えばALCが肝を占める。ALC。何故、俺はALCに惹かれ取り憑かれるのか。中毒なのか。逃避なのか。主体性...
2017.01.01 07:52人生の空から。初日の出を待つ富士を浜から眺める。三々五々浜に集まる。かしこまった挨拶はない。「おはよう。」「おめでとう。」「久しぶり。」たうてぃ"に島酒をかける。島さんからもらった伊江島の酒。焚き火に薪をくべる無二、走る犬たち。いつもの年の始まり。それがいい本当にそれが。甘酒を飲み海へ。3ノットの北風、若干のウネリ。手綱を引き船首を富士に向ける。陽を背に受け一年の平穏無事を祈る。エークにあたる潮が一年の始まりを...