人生の空から。

初日の出を待つ富士を浜から眺める。

三々五々浜に集まる。

かしこまった挨拶はない。

「おはよう。」「おめでとう。」「久しぶり。」

たうてぃ"に島酒をかける。島さんからもらった伊江島の酒。

焚き火に薪をくべる無二、走る犬たち。

いつもの年の始まり。それがいい本当にそれが。

甘酒を飲み海へ。3ノットの北風、若干のウネリ。

手綱を引き船首を富士に向ける。陽を背に受け一年の平穏無事を祈る。

エークにあたる潮が一年の始まりを告げる。

元旦の朝。仲間との特別な朝。

家に戻り般若湯を飲る。

テレビの画面では千春が正月から恋を歌う。

恋なんて何年していないのだろう・・・

ライブのアンコール「人生の空から」。

この曲が流行っていた37年前、恋をしていた。

千春が歌う。

「まわり道でも、人生の終わりに君にもう一度逢えたならいいね。」

君に会いたい。君だけに会いたい。

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