2017.02.25 07:38風の歌を聴け一昨日、村上春樹の長編が久しぶりに現れた。彼の処女作のタイトルは「風の歌を聴け」朝7時、大潮、若干の北風、大浜。久しぶりの帆掛けサバニ。そして、年始から世界中飛びまくりのキャプテンと久しぶりのジョイン。またまた久しぶりの空のキャプテンマッキーと海に出る。フルセールの帆が北風を掴む。キャプテンのコール、「下を向くな風を見ろ。」忘れかけてた海上での叱咤。忘れかけてたゾーンに入る。長者ヶ崎から小磯、一色...
2017.02.13 07:41クジラのフライあの日から一年が経った。お花を沢山サバニに積み、彼女がいつもビーチコーミングしていた長者ヶ崎へ。北風が花弁を冬の海に誘う。静かな何処までも静かな沈黙の海。遠く大島に積もる雪が霞む。いつまでもみんなの心の中に。サバニを降り雑踏の中へ。浜の仲間との集い、円卓を囲み取り留めのない会話。紹興酒を南京スタイルで飲りながら、窓越しに行き交う人々を眺める。酔いも回り雑踏の中へ消えていく。横浜の道を東へと進む。あ...
2017.02.10 07:42朝日の後の夕日。毎朝、房総半島から登る朝日に漕ぎ出す。週末、相模湾に沈む夕陽を愛でる。エークを持ち。汚れちまった悲しみに。中也は言った。心地良さはない。市井に。北風なのか、南風なのかわからない2月。場末のお通しだけが温もりを感じさせる。艫にあたる浜の砂。サバアンダーを削り取る。舞踏会の葡萄酒に似て、明後日サバニに乗ろう。長者ヶ崎に針路取り。6時間後、房総半島からまた陽は昇る。