酒の味さえどうでもよくて、

朝5時半、男たちが集まる。

曇天の空の下、艤装を始める。

世間的にはインテリジェンス層と呼ばれる男たち。

私ともう1人を除いては。

何故、彼等は睡眠時間を削ってまでもサバニに乗るのだろう。

無風のゲレンデ、凪いだ海。

数時間後には世の中を回すべく、陸に散って行く。

エクストリームな朝。

困窮な我が身を忘れられる120分。

潮をclubhouseのシャワーで洗い流し街へ。

久しぶりのyazawaを聴きながらハイウェイを東へ。

♫酒の味さえどうでもよくて♫

オールドロックンロールがエークで擦れた、

左手を癒す。そんな朝。

週末は顔のデカイメンバーが集う大顔練。

ビックフェースナンバーワンの彼女が仕切る。

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