琉球ホワイト

朝5時。下剤を飲み始める。2リットル。

11時病院に到着しお尻に穴の開いたパンツをはく。

肩に筋肉注射を打ちお尻の穴に潤滑剤を塗られる。

「はい、入れますよ。」

大崎が頭を過る・・・

「ポリープありますね。それと虫垂炎になりかけですね。」

盲腸は6歳の時に切った筈だ。40年以上経つと

再発するのか?知ってる人教えてください。

「とりあえず、すぐ死ぬって言う状況ではないですね。」

「ありがとうございます。」

「来週はMRIとCTですね。」

検査の日々は続く・・・

内視鏡の影響で腸が痛いので、

10キロ走る。

喉がカラカラ、目の前にAEON、地下の食品売場へ。

liquorコーナー。棚を見ると琉球の文字が目に飛び込む。

一本しか残ってない。名前は"琉球ホワイト"

オリオンビールが世界に向けて醸造したと記してある。

そして、たぅていの故郷、伊江島の小麦を使用していると。

シューレスを緩め、pull-topを引き口に運ぶ。

気絶するほど美味い!

フルーティな酸味。ブログにもよく書く私の好きな

IPAの対極にある香りと味。

熱男、62と「大浜ビール研究会」を立ち上げてもうすぐ一年。

葉山のビール研究家サトルさん始め、たくさんの方々に御指導いただき、

ビールのビが見えかかったこの時期にこの出逢い。

下剤の味を忘れさせてくれる、ホワイトとIPAを飲る。

砂漠の様に渇いた腸にALCが沁みる。

0コメント

  • 1000 / 1000