ヤーミーとの約束

雲が速く流れる。三連休の中日。

「金沢文庫芸術祭」毎年楽しみにしている海の公園でのフェスティバル。

去年の秋。ヤーミーさんとこんな話をしていた。

「俺、金沢文庫芸術祭、大好きなんですよね。」

「私も何回か行った。弾ちゃん紹介してあげるから、武石君もかすり猫出せば。」

「本当ですか!」

弾ちゃんとは、ヤーミーさんの師匠の息子さんで、

芸術祭の主催者。

「かすり猫なら、いけるよ。」

その言葉を聞いたとき、「俺もアーチストの仲間入りか!」

と、天にも昇る思いだった。

ビールを飲りながら娘とアートの祭典を堪能する。

アフリカの太鼓のサウンド、ケーナの調べ。

芝生で砂浜で皆が聴き入る。

憧れのお姉さんとビールを飲みながらこの場所にいる筈だった。

流れる雲に抗うトンビ。

雲間に彼女の笑顔が見える。

「武石君。大丈夫だよ。」

ネイティブアメリカンの笛が海風にシンクロする。

ps

私の師匠は彼女の旦那さんなのですが、2日前、

女子大生にカヤックを教える現場で、

女子大生の列の後ろでVサインをする師匠の写真を

FBで見る。苦言を呈そうと、近くにいたので、現場のみなとみらいに向かう

しかし、カヤックに乗った内田正洋は、めちゃくちゃカッコよかった。

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