Please Come Home For Christmas

沖縄から戻り一週間が経った。

恩師の葬儀に参列し、学ばせていただいた海を辿った。

本部、古宇利島、大宜味村、国頭、名護、伊江島、

渡嘉敷、阿嘉、座間味。

sea kayaking

葉山の海。ツーリングの後、浜でコロッケを食べた。

「富士山眺めながらのツーリングはいいね。沖縄とは違う景色が見られて良かったよ。ありがとう。」

今ぐらいの季節だった。彼と一緒の最後の海。

戻った翌日、たうてぃ"に乗った。

羽田空港内を歩き駐車場に向かう。

窓越しに飛び立つ翼が帆に見えた。

夕陽に重なるサバニ。

焚き火の煙が目にしみる。

アンフェザーのpaddleから落ちる雫。

感謝の言葉も見つからない。

「當眞さん。また一緒に漕いでください。また。」

Christmas Eve。エークをつなげたカヤックのパドルを手に取る。

声が聞こえる。

「武石さん。サバニに1番近いカヤックよ。」

久しぶりに愛艇で東京湾に漕ぎ出る。

「武石さん、上等よ。」

昇る朝日にエークがかさなる。

メリークリスマス

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